ようこそ、展示会!ビジネス・産業振興のために

一般社団法人日本能率協会
2019/04/03

キャッシュレスやロボティクスで課題を解決!
サービス産業向け次世代技術EXPO/キャッシュレスTech

支払方法の多様化や少子高齢化に伴う人件費高騰や人手不足など、事業者が直面する課題は多い。特にサービス産業では、従業員の業務が増える一方で人手不足が恒常的だ。そんな業界の課題に向き合う展示会が「サービス産業向け次世代技術EXPO」だ。

キャッシュレスやロボティクスによる自動化など、業界が直面している課題に応えるソリューションが多く展示されていた。

すでに稼動している実績あるロボットたち

コネクテッドロボティクスのブースでは、たこ焼きロボットが人気を集めていた。実はこのたこ焼きロボット、世界初のロボットたこ焼き店「OctoChef(オクトシェフ)」として、ハウステンボスですでに営業を行っている。

実稼動しているだけあって、動きはスムーズ。AIによる画像認識で焼き加減を確認しながら、手際よくたこ焼きをひっくり返してゆく様子を撮影しようとスマホを構える人でごった返していた。初日の午前中に、若干のトラブルがあったものの、問題点を解決した後は順調そのもので、作ったたこ焼きを来場者にふるまっていた。

それ以外にも、同じくハウステンボスで展開しているソフトクリーム製造ロボットや、コンセプトモデルとして、自動朝食作成ロボットなどが紹介されていた。朝食ロボットは、アニメやマンガの世界で描かれてきたロボットそのもので、実用性はともかく、思い描いていた未来が実現したようで、楽しさを感じた。

チトセロボティクスでは、多種多様なアイテムをピックアップできるロボットアームが紹介されていた。一見すると自動倉庫などで使用されているピッキングロボットに見えるが、惣菜パンなどやわらかなアイテムを傷めずにピッキングすることができるユニークなものだ。

画像認識により、箱状で硬いものか、柔軟物体なのかを判別して、それぞれ適した方法でピッキングすることが可能。担当者によると、コンビニなど品数の多いロジスティックス現場でも採用され、6000種類以上のアイテムについて、ツールを変更することなくピッキングすることが可能という。

実際に使用されている技術や部品そのものは、すでに周知のものだが、それを組み合わせて稼働させるアルゴリズムこそがキモだという。大手マテハン業者や、ロボットアームメーカーがやらない部分を埋めることで、事業としても成り立っているという。

ロボットなどの見た目の派手さはないがオートメーションの成功事例として紹介されていたのがリンガーハットのちゃんぽん作成キッチンだ。キッチンに制約が多く、かつ多くの来客を捌く必要があるフードコート向けに開発され、今では多くの店舗に導入されているという。

野菜を炒める鍋、麺を茹でる釜に並んで、温度の異なる調理器の上を順番にフライパンが流れてゆくシステムだ。手順どおりに調理をするので、店舗の少人数化、トレーニング期間の短縮だけでなく、提供時間が従来では7〜8分かかっていたものが最短1分で可能になったほか、味や仕上がりの均一化にも貢献したという。

同様のコンセプトがクレープロボットだ。熟練を必要とするクレープ生地を薄く伸ばして焼き上げる工程を機械がやってくれるというもの。人間は、焼きあがった生地にクリームやデコレーションを施してカットすれば完成というわけだ。

キャッシュレス決済対応の企業が続々!

もう一つの目玉がキャッシュレス決済だ。特に、インバウンド対応に際して、QRコードによる決済への対応は、購買のモチベーションになるだけでなく、店舗選びの基準となる。それ以外にも非接触型のクレジットカード対応など、キャッシュレス社会を加速させるソリューションの展示が多く見られた。

おみせ応援プロジェクトでは、Amazon Payを活用した決済端末を紹介。導入の簡単さと手厚いサポートを訴求していた。専用端末では、決済のほか翻訳や免税レシートの発行など、インバウンド向けの機能が充実しているのも特長だ。

 

会場のそばでは、Amazon Payでの決済を体験できるカフェも設置されていた。自分のスマートフォンにインストールされているAmazonアプリからAmazon Payでの支払いを選ぶとQRコードが表示され、店舗のタブレットで読み取れば決済が完了する。

支払いは、Amazonの決済口座(ポイントやクレジットカード)から引き落とされるので、新たに銀行口座やクレジットカードを登録しなくとも良いのが利用者側としては手軽に感じた。

他の事業者も手をこまねいてはいない。アリペイでは、導入が簡単な専用端末をソフトバンクグループのサポートの元で展開する。複数ベンダー対応の端末は高額だが、QR決済に特化することで省コスト化を実現する。

 

Vescaの提供する決済端末システムは、Verifone社の端末に、日本独自のシステムを組み合わせて展開するオールインワン端末だ。クレジットカードだけでなく、QRや非接触クレジットカード、SuicaやEdyなどのICカードに対応(一部機能は2019年初夏までに対応)。既存のPOSや決済システムに接続することも可能としている。

 

非接触型のクレジットカードは、海外での採用も進んでおり、日本でも徐々に機能更新がされたり、新規導入のケースが増えてきた。スキミングなどのカード偽造、不正利用による被害を防ぐという面においてもよりセキュア、低リスクというメリットもあるので、普及が見込まれている。

 

サービス産業向け次世代技術EXPO/キャッシュレスTech

■会期 / 2019年2月19日~22日

■会場 / 東京ビッグサイト

■来場者数 /67,171名(4日間合計/同時開催展示会を含む)

■出展者数 /968社(2600ブース)

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