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一般社団法人日本能率協会
2018/03/29

女性バイヤーが厳しい目で選んだ、これから流行るトレンド食品  『FOODEX 美食女子』

FOODEX 美食女子」グランプリは、女性目線で選ぶ、食の新製品に贈られる賞だ。トレンドや美容、健康に敏感な女性ならではの厳しい視点で、スイーツ、ドリンク、ミール、ママの愛の4部門でグランプリが決定する。

開催第6回となる2018年は、アンバサダーにモデル・タレント・女優として活躍中の朝比奈彩さんが就任した。

FOODEX JAPAN開催初日、美食女子グランプリの発表の日だ。ワンショルダーの赤いミニワンピースに身を包んだ朝比奈さんは「アンバサダーに就任してから、食の関心が高くなり、そしてそれを体調管理や健康面で実感している」と語った。

アンバサダーの朝比奈彩さん

その後、選考委員の代表として、食関連でレポーターやモデルとして活躍中の三好ゆうさん、豊島沙耶加さん、荒木よし穂さんの3名が登壇した。

選考委員の代表の三好ゆうさん、豊島沙耶加さん、荒木よし穂さん

会場には、多くの報道、取材陣が詰めかけている。食のトレンドを決める重要なグランプリとして、業界の注目度が高いことをうかがわせた。

グランプリの選考基準は、以下の通りだ。スイーツ、ドリンク、ミールの3部門は、


食べやすさ
パッケージ・ビジュアル
オリジナリティ
売価・コストパフォーマンス
ボリュームの適性
口コミ・つぶやきの適性
市場適性(バイヤーのみ審査)

の8つ、ママの愛部門は、


売価・コストパフォーマンス
安全性・栄養価
ボリュームの適性
容器・パッケージ
簡便性・時短
共感力・口コミ適性
市場適性(バイヤーのみ審査)

これらを総合して、評価の高かった商品が選出された。単に味だけではなく、食べやすさ、パッケージといった女性らしい視点に加えて、口コミ適性といったネット時代ならではの基準があることにも注目したい。

グランプリほか、金賞、銀賞は、
「食」に精通する 20〜40 代のモデルやタレント、フードコーディネーター、一般消費者などの女性 53 名と小売・外食・卸などのバイヤー29 名によって選ばれた。国内メーカー120社・157製品がエントリーした2018年のグランプリは、以下の通り。

■スイーツ部門グランプリ
博多チョコレートショップ監修 チョコレートアイスクリームバー(協同乳業株式会社)
博多チョコレートショップ監修 チョコレートアイスクリームバー

砂糖不使用のビターチョコレートでコーティングされたアイス。中のバニラはクリームチーズ入りでコクがあるのにしつこくない。チョコとバニラという組み合わせにもかかわらず大人好みの味のギルトフリースイーツだ。

開発担当は「カカオ分40%のビターなもの、油っぽさがなく透明感のある仕上がりになっています。バニラ部分はフランス産クリームチーズとドレーヌ産の岩塩を使用し、乳のこくを出すことを意識しました」と語った。

三好ゆうさんは「一口食べたときに、バニラとチョコの濃厚さんが相まって『わあ、美味しい!』って思いましたが、なんとお砂糖を使っていないということで、高評価をさせていただきました。お砂糖を使っていないお菓子はたくさん出ていますが、ここまでコクがあって食べ応えがあってリッチなバニラとチョコの融合は初めてでした。開発のお話を伺って、素晴らしい工夫があってこの商品が出来上がっているんだと感激しました。チョコレートがビターなので、お酒とも合いそうですよね」と、興奮を隠せない様子だ。やはり美味しいものと罪悪感はセットになることが多いが、そこが切り離され独立して存在していることが評価のポイントなのだろう。

■ドリンク部門グランプリ
ロック酒の上善如水 純米 720ml(白瀧酒造株式会社)
ロック酒の上善如水

昨年に引き続き、アルコール飲料の受賞だ。通常、日本酒は女子向けというイメージは薄い。しかし飲んでみると、カクテルのように爽やかで甘酸っぱい。女子会でもデートでも食事会でも、クセがないので、どんなシチュエーションにも合いそうだ。

開発担当者は「氷を入れるので温度が下がり、のどごしがよくなり、アルコール度数も下がるので一層飲みやすくなります。日本酒が苦手、初めての方に飲んでみたいと思うおもしろさと飲みやすさを兼ね備えています」と語った。

豊島沙耶加さんは「それこそスイーツ部門グランプリのアイスに合うんじゃないかと思っています。味は、まずは甘みを感じるんです。甘くて飲みやすいと思うんですが、それがしつこくなくて、程よい酸味もあって、そのバランスがすごく絶妙なんですよ。日本酒を今まで飲まなかった方にも『日本酒ってこんな風に味わえるんだ』っていう新しい発見があるお酒だなと感じました」と講評した。

開発には、氷を浮かべることを想定して濃いめの味に仕上げたり、料理と合わせることができる酸味の利かせ方といった味覚構成に苦労したという。

■ミール部門グランプリ
糖質50%OFF 低糖質麺(城北麺工株式会社)
糖質50%OFF 低糖質麺

会場では、韓国風の味つけの麺が配られた。モチモチとしていて満足感が高く、お昼時の空腹を満たすのにうってつけだ。これで糖質50%オフなら、ダイエット中の息抜きにもよさそうだ。

開発担当者は、「女性に美味しく綺麗になって欲しいという思いだけで作りました。味に一番こだわっていて、低糖質麺が数種類でていますが、後発組になるので、他者さんに勝ちたい、400回くらい試作をしてようやくたどり着きました。見た目はそうめんですが、パスタソースに絡めていただくと、手軽に低糖質のパスタとして召し上がっていただけます」と語った。

荒木よし穂さんは「まず食べてびっくりしたのは、もちもち感、つるっと感、かなりのどごしがいいんです。糖質がカットされた商品は、けっこう話題になっていますが、乾麺で、こんなにもちっとつるっとしていることに本当に驚きました。女性のひとり暮らしだと、生麺だと保存期間を考えてしまうけれど、乾麺ならちょっとずつ使うこともできるし、現代のライフスタイルに合っていると思いました。キムチなどを入れて韓国料理風なアレンジもいいかなと思います」使い勝手の良さにも注目していた。

■ママの愛部門グランプリ
なつめチップ(株式会社都商事 棗専門店 なつめいろ)
なつめチップ

ドライフルーツとしてのなつめは、健康志向の強い人なら常備品だろう。しかしちょっとベタベタしているし、種はあるしで、つい食べるのが面倒になってしまうことも多い。しかしこのチップスは、指先ほどの大きさにスライスされており、まるごと口に入れられる。ほんのり甘く、歯ごたえもほどほどで柔らかすぎず、固すぎない。罪悪感なくどんどん食べられそうだ。

開発担当者は「生で収穫したなつめを天日干しし凍結乾燥させて、栄養をそのまま閉じ込めてサクサクに仕上げました。女性は生理が始まると貧血ぎみになるので、中国では鉄分の豊富ななつめを食べて体調を整える習慣があるそうです。それから更年期の方まで、これを食べて体が楽になったという声があります」と語った。

三好さんは「先ほどもたくさんいただいてしまいました。以前からすごく好きで個人的に購入しています。ドライなつめというと、歯触りがイマイチな商品が多々あるんですが、こちらは非常に歯触りがよくて、スナック感覚で、美味しく、かの楊貴妃が食べたと言われているなつめを美味しくいただけるところが非常に気に入っています」と講評した。

またバイヤー特別賞として、ミール部門では「きざみ青じそ」(エスビー食品株式会社)、ドリンク部門では「KEEP IN MY BOTTLE シリアルティー 7袋(株式会社伊藤園)」、スイーツ部門では「SUNAO バニラソフト(江崎グリコ株式会社)」、ママの愛部門では「OSMICトマトジュース(株式会社オーガニックソイル)」が受賞した。

毎年開催される「FOODEX 美食女子」グランプリだが、毎度、女性たちの鋭い視点に驚かされる。繊細でトレンドに敏感な女性の視点は、食とサービスにおいて無視できない存在だ。

彼女たちの講評は、次の商品開発のヒントにも繋がるだろう。また、開催が10年、20年と続いていくと、受賞商品を見るだけでも社会の変化を実感できるようになるだろう。今年の受賞商品のチェックはもちろん、来年はどの商品が受賞するかも、今から楽しみだ。

FOODEX JAPAN 2018(第43回 国際食品・飲料展)

■会期 / 2018年3月6日~9日

■会場 / 幕張メッセ 1〜11ホール

■来場者数 / 7万2,428人(4日間合計、海外9,931人)

■出展者数 /3,466社

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