ようこそ、展示会!ビジネス・産業振興のために

一般社団法人日本能率協会
2017/04/05

Industrie4.0、IoT、AI、ビッグデータ・・・「ものづくり」の日本。 これから日本はどのような未来を創造するのか?

2017年4月、経済産業省はドイツ経済エネルギー省との間でIoT/Industrie4.0への協力に関わる共同声明を発表、5月には日独首脳会談において、両国の緊密な協力による「第4次産業革命」の実現や中小企業連携などが確認された。

その首脳会談において、これらIndustrie4.0などのサポート・推進を目的に、ドイツにおける世界最大級の国際情報通信技術見本市「CeBIT2017」でのパートナーカントリーとしての参加要請があり、2017年3月7000㎡を超える過去最大規模で出展が実現、世界に向けて日本の技術をPRした。

日本能率協会は、ドイツメッセ日本代表部を設置しており、今回、経済産業省、JETROなどと協力しながら、本展および日本パビリオンをサポートした。

CEBIT 2017

日独関係をより強化し、イノベーションで世界をけん引したい。

開催前日、安倍総理およびドイツのメルケル首相のほか、日独政府、経済界からも多数が参加したWelcome NightからCeBIT2017が開幕。

「イチにも、ニにも、サンにもイノベーション。国土が狭く、資源が少なくても成長してきた日本・ドイツは世界各国の好例であり、今後は人口が減ってもイノベーションを持って経済成長を実現していく。」(安倍総理)

「デジタル化の推進は、政府だけでは難しい。中小企業支援をするとともに、学校教育からも考えていきたい。本CeBITが日独協力のマイルストーンになることを期待する。」(メルケル首相)

両首相からの力強いメッセージとより強力な連携の約束のもと、CeBIT2017は開幕した。

安倍首相 メルケル首相

ロボットは人間と共存するのか?

CeBITでは、展示会のみならず多数のカンファレンスも開催。

展示を見て、体験するのみでなく、たくさんの最新情報を得ることもできる。

大阪大学の石黒教授は、アンドロイドロボットの可能性やロボットと人との共生を講演。アンドロイドシアター、アンドロイドムービー、アンドロイドショップ定員などの事例から人とアンドロイドロボットの共生・可能性を説き、ロボットの言語認識と自主学習効果などをわかりやすく講演した。ロボットとの未来に、特に海外の方の聴講者が興味深くメモをとって話を聞いていたのが印象的であった。

それ以外にも、日本からは楽天、NTTデータ、東京オリンピック・パラリンピック委員会など、海外からもアマゾン、ソフトバンクロボティクスヨーロッパ、フェイスブックなど先端企業からの興味深い講演が多数行われた。

石黒教授

デジタル化が実現する未来とは?

CeBIT2017には、日本から118社の企業・団体が出展。

生活、ものづくり、建設、農業などにおけるサービス・技術を紹介するとともに、各社とも各技術・サービスを活用した「未来の社会」を提案した。

NTTDATA

NTTグループでは、NTTの独自技術「アングルフリー検索技術」を活用して歌舞伎変身をデモンストレーション。たくさんの来場者が興味を示し、技術を楽しんだ。活用場所としては、例えば海外から来た旅行客が、気になるがなんだかわからないお店の写真を撮り同技術にかけると、どの角度(アングル)から写真をとっても認識し、例えば「うどん屋」であることを教えてくれる、ということにも活用できるそう。NTTの技術がエンターテインメント・ソフトの面でも活用できる幅広さであることをPRしたい、とは担当者の声。これからインバウンドが増加する日本での活躍が期待できそうだ。

CEREVO

Cereboは世界初、VRシューズを出展した。眼だけでない足の感触をVRで体現できる。例えば、ゲーム、観光、スポーツ、リハビリなどいろいろ活用方法は考えられが、同VRシューズで何ができるのか?を一緒に考えられる企業を探したいとのこと。社会のイノベーションが提案できる企業・人とつながってくれることを期待したい。

言語が苦手な方必見!富士通では、自動翻訳機「LiveTalk」を出展。この日、展示されていた言語は、日本語、ドイツ語、英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ハングル語などなど。ドラえもんで描かれていた言語に困らない世界がすぐそこに見える。

日本企業以外でも、様々な提案が・・・。

ドイツ企業のロボット

ドイツ企業では、ロボットスーツとロボットの連動で、その場にいなくても手、さらには指先までの動きを行うことができる技術を実現。温度管理がされている倉庫や人にとって環境の良くない場所での作業を遠隔で行うことができ、その活用が期待される。

「会議」をサポートする技術・サービスも多数見受けられた。

スマートフォンを活用し複数名でテレビ会議ができるシステムは、QRコードからダウンロードするだけで使用OK。2名までが無料、それ以上は月額の料金がかかるが簡単に利用できる。他にも、複数名のスマホの声がスピーカーで共有でき会議ができるシステムなど、これら企業は“世界”とリアルタイムでつながることを目指して開発・提案を行っている。日本においては“働き方改革”の一環としてのテレワークの推進などで、場所を選ばず仕事ができるこれらシステムは注目されるのだろう。

それ以外にも多数のソリューションが提案された。

コマツ

コマツではスマート建機を展示。建機がつながる技術にたくさんの人が興味を持った。

トヨタ

トヨタ自動車が提案した未来の自動車Ha:mo。

関節ロボット

これは中に人が入っている。関節が自由に動き、動きもスムーズ。パワースーツ技術もあるか。もはや映画の未来。

「IoT、Industrie4.0ってなんだ。」
「さらに先のSociety5.0とは?」
「つながってどうなるんだ。」

我々は将来どんな社会を望むのか?その夢がIoTやIndustrie4.0の世界であり、そこからバックキャストしたところにAIやクラウド、ビッグデータ技術があるのだろう。

自分たちが夢を持てる未来を想像し、将来にみえる自らの課題の克服を目指して、それに近づく技術を国を超えてオープンに考え、実現していくことが、きっとIoTやIndustrie4.0が実現する未来なのだと思う。

世界にアンテナを張って、さあ飛び出そう!

CeBIT2017(国際情報通信技術見本市)

■会期 / 2017年3月20日~24日

■会場 / ハノーバメッセ(ドイツ・ハノーバー)

■来場者数 / 約200,000名(100ヵ国)

■出展者数 /約3,300社(70ヵ国)

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